正室の秘密を知る姫

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侍女が出て行くと、信長公は美加を自分の正面に向かせた。 葡萄酒のせいもあって、頬が赤く染まった美加を信長公は見つめる。 美加は声が出ない。 しかし、美加は今この場に言葉は必要でないとも思った。 信長公は美加を堪能するように右の五本の指で美加の顔半分をゆっくりと触れていく。 触れられたところに、小さな炎がともる。
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