10人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
2・ 弟子
多神子には、弟子が数人いる。
住み込みでいるのは、「辰巳 孝太郎(たつみ こうたろう)」、
「瀧上 霊音(たきがみ れおん)」の2名。
それに、辰巳の幼馴染(おさななじみ)で親友の
「宮藤 和彦(くどう かずひこ)」が、辰巳にくっついて来る。
宮藤は、絵師である。
特に、修行をして鑑定師になりたいわけではないが、
辰巳の修行について来るうち、絵に不思議な力がこもる
ようになる。
念写の苦手な辰巳は、宮藤に絵を描いてもらって、それを写メで相談者に
送ったりしている。
何かと便利だ。
今回の「滝 行」にも、宮藤がついてきた。
辰 「もう、ついて来るんじゃねーよ オメーはよっっ!
スケッチでもしてろっ! 絵師なんだから‥」
宮 「なんだと~。 お前なんか念写もろくにできないくせに
オレなしで鑑定なんかできんのか?」
辰 「そのための修行だろ!」
瀧 「まあまあ、二人とも、もうすぐ着きますよ」
最初のコメントを投稿しよう!