第3章 鑑定部屋

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今はまだ午前10時だ。 多神子がぎっくり腰で、無理できないので あかりは、はりきっていた。 お昼ご飯の買い出しと、お月見の買い出しに 行って来よう。 するとみさとが「姉さま、焼きそばもいるって!」と言う。 「 焼きそばが食べたいの?  お昼ご飯は パスタにしようと思ったんだけど‥。  晩御飯は、カレーだよ 」 「 おばちゃんの部屋の《わりばし》がね、大好物なんだって 焼きそばが、ソースの‥でね、そなえるがよかろうって うれしいって、焼きそばが‥ 」 「‥わりばしが、焼きそばを食べるの‥?」 あっっ! と思って、多神子の鑑定部屋にいってみる。 すると、あった。 《わりばし》ならぬ、筮竹(ぜいちく)。
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