10人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
まるたろうの言葉が、直接みさとの頭の中にはいってくる。
思念で会話するといった方がわかりやすいだろう。
「おっと お譲ちゃん、オレ様の尻尾ひっぱるんじゃねえ‥。
昼寝してるんだからよ。ほっといておくれよ 」
「 おままごとして遊ぼうよ。
まるちゃんが子供で、みさとがお母さんね。
子供はお母さんの言うことちゃんときくんだよ 」
チッッ!! やなこった。
なんでオレ様が、子供とおままごとしなきゃならねえんだ
と思ったが、多神子がぎっくり腰で あかりが買い物。
他に みさとの面倒をみる者がいない。
「‥しかたねえな、そのかわり尻尾と肉球さわるんじゃねーぞ。
あかりが戻ってくるまでだからな 」
「にききゅう?? わかんない 」
みさとはおかまいなしに、まるたろうを後ろから抱っこ
しようとしたがうまくいかない。
最初のコメントを投稿しよう!