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「もう、まるちゃん じっとしてて‥‥」
冗談じゃねえぇぇー。
子供ってのは加減を知らない、
うっかり捕まったら何されるか
わかったもんじゃない。
まるたろう、必死の抵抗だ。
「 ちょっと待て、オレ様が 王様の役で、
お前が家来ってことにしよう。
それなら遊んでやる 」
「 やだ、お母さんがいい 」
まるたろうを追い掛け回すみさと。
「 タミー! なんとかしろ! ギブ!ギブ! 」
タミーとは、多神子の事だ。
「 あららら‥。 みさとちゃん、おばちゃんと一緒に
遊びましょう。
腰もだいぶ良くなってきたわ。
そうだ、畑に行って トマトをもいで サラダをつくろうね 」
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