第3章 鑑定部屋

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「もう、まるちゃん じっとしてて‥‥」 冗談じゃねえぇぇー。 子供ってのは加減を知らない、 うっかり捕まったら何されるか わかったもんじゃない。 まるたろう、必死の抵抗だ。 「 ちょっと待て、オレ様が 王様の役で、 お前が家来ってことにしよう。  それなら遊んでやる 」 「 やだ、お母さんがいい 」 まるたろうを追い掛け回すみさと。 「 タミー! なんとかしろ!  ギブ!ギブ! 」 タミーとは、多神子の事だ。 「 あららら‥。 みさとちゃん、おばちゃんと一緒に 遊びましょう。 腰もだいぶ良くなってきたわ。 そうだ、畑に行って トマトをもいで サラダをつくろうね 」
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