第1章

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毛皮は大変①  カシカシカシカシカシカシ  フワ、フワ、フワフワー  畑の世話をしている横で真珠がかいかいしてます。  後ろ足がかしかしするたびに抜けた毛が風に乗って飛んでいく…。 「春だなぁー」  役目を終えた冬毛が抜け、暑い夏に向けて短い夏毛が出番だぜっとばかりに生えてくる。  猫のようにごっそり生え変わるのかと思ってました。真珠は長い毛と短い毛が同居してるのです。長い毛は太く固めな手触りで、夏の割合は減るけど年中活躍してます。  短い毛が季節に対応してるようで、夏は細くしなやかな毛が、冬はとても細くふんわりモフもフの毛が生えてきます。タオルケットと毛布のようです。  今風に乗って去っていくのはモフ毛。さらばモフ毛、ありがとうモフ毛。  こうやってモフ毛が去り始めるということは、真珠丸洗いコース決定なのです。  大人になってからもブラッシングで対応してたんですがモフ毛は首胸回りに特に多く、スリスリとなつかれる度に服にくっつくんです。ガムテープやコロコロがあれば楽なのになぁと思いながら服にもブラシをかける日々。  ぶっちゃけめんどくさい。服にブラシ。  ならば原因を絶たねば!よし丸洗いじゃー! となり、モフ毛が去っていくのを見てから丸洗いが決まりました。
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