第1章

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ミーティング②  怒って悲しんで怒って怒って怒って止まらなくなった奥様マディさん。  普段ここまで怒らない人だから、溜まってたんだろなー、お願いクッションに八つ当たりせんでくれ。  パン生地をこねる段階まで用意してお誘いしてみた。鬼気迫る音がテーブルからしてます。今晩のパンは美味しいでしょう。 「それにしてもどがにーしようかね」 「今実家に帰ったら最後でないかえ?マディのお父さん、ごっつぅ怖い人でなかったかいね」 「結婚式ん時にこっち来て、真っ先に花婿の腹ぁパンチした親父さんだろ?」 「ああ、それだそれだ」 「いっそのこと、その親父さんを呼んだらええんでない?もう一度腹ぁパンチしてもらったらええ」 「腹ですむかいねぇ」 「「「知るかいな、そこまで」」」  怖いよー、大魔神召喚しようとしてるよー、もうすでに大魔神いるじゃないか、台所に!
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