第1章

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黄色さんの悩み事③  どじゃーーっ!!と勢いよく降る雨。  普段の森とはまた違った一面だ。  鼠とかをよく捕ってきていたが、そんな小さなものは逆に難しい。鼻息で飛んでいってしまう。鳥なんかも捕まえていたなーと考えながら歩く。  しばらく雨に打たれて歩いていると、大型の鼠発見。自分にとってはパックンチョサイズだが、彼等にとっては数日は余裕なご馳走だろう。魔力を飛ばして狩り成功。お口に入れてご帰宅です。  巣穴の入口で濡れた体を乾かす。やれやれ、雨の日は寝てるのが一番。  彼等の巣穴の前に鼠をペイっと放り投げる。入口よりでかかった、あとは何とかしてくれとお昼寝ターーイム。  イタチ一家が気付いて驚いていたり、こっちを見ながら一生懸命食べ始めるのをなんだかおしりの辺りがむずがゆいと思いながら、薄目で見てた黄色さんでした。  たーんとおたべー。
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