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貴方の側が私の居場所③
「琥珀の番になってもうじき一年、冬眠に入る前に伝えたかったんだ。今まできちっと言ったことなかったから。
琥珀、大好きです。
叶えて欲しい一生に一度のお願いがあるんだ。どのくらい長く生きれるかわからないけど、ずっと側にいてください」
初めての、そして最後になるだろう俺からのプロポーズ。番になってから、いつか俺からも伝えたいと思っていたんです。
『ミズキ。ミズキ。ありがとう、ミズキ。叶える、絶対叶える。
私の願いもミズキの願いも同じだ。
ずっと側にいたい。
ずっと側にいよう。
ずっと側にいるよ』
『私の隣はミズキしか認めない。ミズキの隣は私の場所だ』
「うん」
『また春になったら花を見に来よう』
「うん」
『二人だけのお花見デートだ!』
「あはは。ずーっとデートしようねー」
春が待ち遠しいです。
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