第1章

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じいさまとばあさま 「おばば、おるかえ」 「長老やないかえ、どうしたん?」 「昨日なんだがの、大地の精霊殿からお声が掛かっての」 「ほう。なんぞあるんかいな?」 「黒い龍殿と会って欲しいと言われてしもうた。龍殿の疑問に答えて欲しいとな」 「ほ、ほうか。それは命の保証があるんだぞな?」 「なんかの、わしらの生活について聞きたいそうだで、おばばも一緒に来てくれんか」 「なんで龍がそんなこと聞きたがるん?わしはまだまだ弟子達に教えなならんことが沢山ある。死ぬなら長老だけにしとくれんかえ」 「……つれないやっちゃのぅ」  ミズキの為の琥珀のお勉強会「人間について」の講師のお二人。
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