第1章

71/105
前へ
/105ページ
次へ
パイを夢見て③  そこでリーディちゃんはお母さんにパイをおねだりしました。パイはミズキが伝えたお菓子。甘い果物とバターたっぷりのパイは、皆に衝撃と幸せを運んだお菓子です。  でもバターをたっぷり使うので、ここぞ!っていうときのとっておきお菓子にもなりました。  バターは大量に作らないからです。  ヤクルの乳はその日に飲む分だけを搾ります。チーズを作るときは別。  ヤクルの子供が飲むのが先。そして余るだろう量を搾ります。  そして鍋で加熱して殺菌。各家庭に分けられます。家では容器に入れてシェイクシェイクシェイク!しばらくふりふりすると乳とバターが分離され、乳は飲んだり料理に使います。  バターはパンに塗ったり料理に使います。  その日の内に消費する乳から出来るバターは、食べる分よりちょっと余るくらい。なのでバターを使うお菓子はご馳走なんです。  クッキーもちょっと固めです。
/105ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3701人が本棚に入れています
本棚に追加