第1章

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あたちというものがありながら!!①  今日はミレイ君の定期検診の日。  すっかり健康を取り戻したミレイ君に待っていたのは、第二次成長期でした。  こちらの世界の人たちはでかい。  女性だって俺よりでかい。    なので、成長期にはすくすく伸びる。  背がね。その際にちょっと骨が悲鳴をあげる。伸びるの早いよーっと。  そしてこの状態になるのは仕方ないことなのです。男の子の通過儀礼みたいなもんです。ええ。 「ミズキさん。……痛いです……」 「うん。こればっかりは耐えてとしか言えないなー」  膝の痛みに四つん這いになって悶えるミレイ君にがんばれーと応援。
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