第1章

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好きな子には……① 「うるさい!バカー!!!」 「なんだよ!ほんとのこと言っただけだろー!」  集落での井戸端会議を開催しておりましたら突如聞こえた叫び声。  皆が手と口を止めて何事?と見渡すと、子供たちが集まっていて、男の子と女の子がケンカ中。  周りもやいのやいの言い合っていてヒートアップしてます。  基本的に子供のケンカに大人は見てるだけ。でも教育的指導がいると判断した時は仲裁と説教しに行きます。 「なんだよ!メリアのくせにリボンなんかつけちゃって!可愛いとでも思ってんのかよ!」 「私が何してようがあんたに関係ないでしょ!ロットの為に着けてるんじゃないんだから!」 「男女がそんなのつけたって無駄って教えてやってんだろ!乱暴者のそばかす女!」 「うるさい!いつまでもガキ臭いあんたに言われたくないわ!私知ってるんだから!この間オネショしたんだって?いつまでやってるのよバーカ!」  なにおー!ほんとのことでしょー!等など。  うん。久しぶりのこれぞ子供のケンカ!って感じだねー。  他の女の子達もひどーいだのなんだのわいわいと元気です。
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