第1章

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第六話 雅のミニ歌会 私雅は「ゆーとぴあ」という小冊子の鹿児島歌会のお世話をして三年になる 最初は主幹の先生がみんなの歌を見ておりました。 ところが先生の横須賀への引越しにより歌会の面倒を見る人がいなくなり、仕方なく私へ面倒を見てくれということになりその力はないと固辞したのですが、歌会が解散しそうなので私で良ければと引き受けて三年今ではみんなの協力も得られて楽しく続いています。 何しろ会員が四人になり、三人が隣同士と言うこともあり今日まで続いてきました。 全会員も横浜3鹿児島県内4谷山4人の計11人とエッセイに3人という主幹の先生の趣味の冊子です。採算など合う筈もない先生の道楽のようなものです。 今日の歌会に出詠された短歌38首の中から添削した3首をお見せいたしましょう。 Nさん原作 雨風の激しき夜の明け来れば秋はたしかにつくつくぼうし 評 明け来ればに違和感ありと「明け初めて」に変更して *雨風の激しき夜の明け初めて秋はたしかにつくつくぼうし*  とした Uさんの原作 山形より水密桃届きおりお揃の顔して赤子のおしり 評 よりと言う言葉のかわりに「ゆ」と言う言葉が短歌にはあるので〔山形ゆ」とする *山形ゆ水密桃の届きたりお揃いの顔した赤子のおしり* Hさんの原作 学級の経営発表せしクラス学級会でいじめ直せし 評 ご主人が教師をしていた頃の回想である クラス運営でいじめを解消した体験を発表したご主人のことを詠んでいる 学級、クラス、学級会、同じ言葉が三度もでてくるのを一つに纏める 改作 *学級の経営発表せしなかにいじめ無くした実績を披露す* これを読んでくださった方の感想と助言をお願いいたします 今後の歌会の参考にさせて頂きます
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