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火球の魔術師
名前:エミリオス・グラシア
年齢:28
容姿:身長175cm、体重70kg
茶髪で緩めのウェーブ
目の色は赤みのある茶
わりと童顔。
その他:王国に所属する魔術師。
王国でもそれなりに名の知れた魔術師。
彼の魔術師としての地位は、本来ならば下士官クラスなのだが、特務士官として、准尉の階級を与えられている。
彼は、幼い頃近くに住む元魔術師士官の老人に魔法を教えてもらっていた。
ただ、彼には魔術の才能はなく、低級の魔術でも扱うことができなかった。
そんな彼にも一つだけ使うことができた魔法。
それは火の下級魔法 ファイアボール。
魔術師の大半が最初に覚えるであろう魔法の一つ。
魔術師の老人は、ファイアボールしか使えない落ち込んだ彼にこう言いました。
「これも一つの才能かもしれん。神様はお前に万の力は与えてくれなかった。だが一が万に勝てないと誰が決めた。きっと神様は一を極めろといっているのだ」
彼はその言葉を胸に、下級魔法ファイアボールをひたすら練習しました。
ファイアボールの汎用性や密度を究め、そして極めました。
いつしか、火球の魔術師と呼ばれる魔術師になった。
戦術を学び、科学を学んだ彼は知識と火球一つで王国魔術師にまでなったのでした。
「先生は一を極めろといってくれた。確かに俺にはこれしかない。これだけしかない。だけどな、先生に教えてもらった魔術(誇り)をばかにするなあああ」
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