否定する心

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この先のことを考えると、本当に目を背けてしまいたくなるような現実が待っている。 いつか近い将来、年老いた祖母が亡くなり、父は一人になるだろう。 そしていつかはその父も歳を重ね、子どもに帰る時が来るだろう…。 その時はどうすればいいの…? 誰が父をみるの看るの…? そしていつかその父が亡くなった後、あの滋賀の家はどうなるの…? 先祖代々が眠るお仏壇は…? お墓は…? もうほんまに、現実から逃げてしまいたい。 将来起こるであろう問題から逃げ出してしまいたい。 こうなることをある程度予測して結婚したはずやのに…。 いざ現実を目の前にすると、息が詰まりそうになる。 一人で抱え込むにはあまりにも辛すぎる現実…。 未来が怖くてたまらない。 一人っ子じゃなかったら…。 何度考えたことか…。 正直、この先どう乗り越えていけばいいかわからない。 滋賀の家を私の世代で根絶やしにしたくない…。 デモ、ゲンジツハ…? アトツギハ…イルノ…? カンガエタクナイ…。 心ヲ閉ザシテ シマイタイ…。
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