第1章

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校舎につくとなにやらすごい人だかりができていた。 「なにこれー。」 「なんだよ。通れねぇじゃん。」 なにも知らないのは私たちだけだったようで...。 キャーーーーーーーー 周りで飛び交う黄色い声。 「う、うるさっ。」 私たちは耳を塞いだ。 すると、そこに見えたのは2人の男子。いや、美男子。 整った顔立ち。 それにしても、みんな興奮しすぎなんじゃないの? 翔に聞こうとしたが、やめた。 だって翔の顔が赤いから。 「し、翔ってもしかして...ホ、ホ...」 「ちょ、ちげーよ。勘違いすんなって。」 「でも顔が真っ赤だから。」 私は笑いながら言った。 「亜衣。お前ってやっぱバカ?」 はっ?なんなのよこいつ。 そんなにホモに勘違いされるのが嫌だったのかな? よくわからず、その美男子たちを見つめた。 「やっぱ亜衣バカ?あほ?なに?わからないの?あいつらDーLightだよ。」 でぃー、らいと...? 「今人気のアイドル歌手!DーLightなの!」
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