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「くっ、コイツ強いぞ…!」
俺は自身から造り出した刀のような武器で何故か化け物と闘っている。
優に俺の身長の倍はある化け物は、俺に向かって次から次へと攻撃を繰り出してきているという笑えない状態。
化け物が、右手を振り上げ攻撃してくる!
手に持っている刀でその攻撃をなんとか受ける。スピードが遅いことが唯一生き長らえている理由であろう。
(コイツ、なんて力だ…)
腕力が強く、今の俺の力では到底太刀打ちできない。
化け物にも腕から生えているのか刃物の様なものが付いているのが見える。
(クソっ、あの腕力に刃物とかナシだろ)
「やっぱり…あれだけの契約じゃ大した力は引き出せないみたい。」
黒髪が綺麗な女の子が困った顔をしているのが横眼で見える。
「ちょっとこっちまで来て!」
この窮地をどう乗りきろうかと頭をフル回転させていた中での助け船!なんとか化け物を振り切って彼女のそばに駆けつける!
「でっ、どうするんだ!」
彼女に近寄り、俺は現状を打破する方法をせがんだ。
「う…うん。」
少し戸惑った様子でこちらを見ている。
その間にも、化け物はこっちに迫ってきている!
「おい!早くしろ!」「わ、分かったわよ!こうするのっ!」
急に服を引っ張られ、彼女の顔がすぐそばに見えた…
チュッ
「!!!!!!!?」
自分の唇と彼女の唇が触れた…!?
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