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入学式を終えると、あゆむは部室へ向かった。部室には入学式を欠席したらしい人物がちらほらいて、既に賑やかであった。
先輩たちに挨拶をして、画材に向かう。すると部室の扉が開いた。
「コマンタレヴ、千葉さん。あなたを探していましたよ。」
その言葉に一瞬周囲がどよめいた。特にあゆむは心臓を撃ち抜かれたような衝撃が走った。何故、ランカーであるリヨンに探されていたのか…思い当たる節などなかったからだ。
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