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「終わる?まことですか?
今は織田は西に毛利、東に北条、四国の長宗我部、伊達に上杉…。
倒さねば天下泰平の世は来ません。
織田にくみするとも思えません。」
「そうか…
ーーそう思うか…」
信長公は美加を見ると、ふっと笑った。
「しかし終わらせる。
信忠の世には戦は残さぬ。」
そう言い切ると、信長公は去って行った。
松千代が控えていた。
「お館様から、天守閣を案内するように賜りました。
美加姫様、更に上へとご案内します。」
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