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人形達は瞬く間にミサイルを破壊していく。
全てのミサイルを破壊するのにかかった時間は僅か10秒。
それはマークが起き上がる時間と同じであった。
ミサイルを蹴散らした人形達はマークの元に集う。
人数は7名。
起き上がったマークはその7名を見て状況を把握した。
マーク「なんとか耐えきれたか。さて、これからが本番だ」
マークは声のないゼクシアに向かって行った。
それに呼応したのかゼクシアはまたミサイルを放つ。
マーク「もうミサイルは効かない。凪ぎ払え」
マークが命令すると、ある者はは剣で、またある者は炎でミサイルを破壊する。
あっという間に全てのミサイルは破壊された。
続けてゼクシアは六挺の機銃を乱射する。
マーク「メルクル、水の盾を張れ」
マーク達の前に水の盾が張られる。
銃弾は水の盾へと吸い込まれて行く。
水は銃弾の動きを遅くする。
従って殆んどの銃弾は水の中で静止する。
だが、何個かの銃弾は水の盾を抜けてくる。
マーク「ヘリオス切り刻め」
それを剣を持った男が切り落とす。
銃弾は全て地に落ちる。
次にゼクシアはミサイルと銃弾を纏めて撃とうとする。
マーク「させないよ。サターン奴を覆え」
しかし、マークはそれを許さない。
ゼクシアの回りを土の壁で覆い、土の牢獄を作る。
ミサイルと銃弾は壁にぶつかり内部で爆発する。
マーク「マール溶かせ」
土の牢獄の中が轟轟と燃え始める。その様子は外の土までも溶け始めていることから相当な温度であることが伺える。
四、五秒経つと全ての土は液体となる。
マーク「フライ轟かせ」
更にマークは燃え盛る業火の中に雷を落とす。液体と化した土が弾け飛びゼクシアを直撃する。
雷はゼクシアの外部を伝って、地面に落ちる。
マーク「まぁ僕の軍隊が集えばざっとこんなもんさ」
マークは動かないゼクシアに向かって勝ち誇った。
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