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マムシは再び攻撃を仕掛けた。
それに対しジェラルドは銃を撃つが、魔導弾はネクロの手によって止まる。
ジェラルドはもう１発撃ち、魔法弾を相殺する。
魔導弾は爆発し、土煙が視界を遮る。
その煙のなかに人のような影がジェラルドの目に映る。
ジェラルド「そこですか」
ジェラルドが銃を構えて撃った。
ネクロ「残念。外れだよ」
その時、不意にジェラルドは後ろに殺気を感じた。
マムシ「死ねぇぇぇ」
ジェラルドがマムシに気付いたとき、もう既にマムシは斬りかかっていた。
しかもジェラルドは後ろを向いている。
この状況なら倒せる。マムシはそう思った。
だが現実は甘くはない。絶望を倒すには、一手足りない。
ジェラルドは何ということもなくマムシの攻撃を銃でガードしようとする。
ジェラルド「その程度では倒せませんよ」
マムシ「嘘だろ…」
そして剣と銃がぶつかり合おうとしたその時
マムシの剣は魔導銃の下をすり抜けた。
マムシ＆ジェラルド「なっ」
ネクロ「その程度な訳がないじゃないか」
その更なる一手をネクロは当然用意していた。ネクロはジェラルドの足場を隆起させたのだ。
完全に不意をつかれた代償は大きい。咄嗟にジェラルドは回避しようとするが、脇腹を深く切られた。
ジェラルド「ぐぅぅ」
思わず、左手で傷を押さえる。
そこをネクロは容赦なく大量の石を操り襲う。
左手で傷口を庇うジェラルドは
回避することしか出来ない。
ネクロ「始めに君は右腕を封じた程度じゃハンデにもならないって言ったよね。だけど違ったね。実際は右腕を封じられたから君は負けるんだ」
如何にジェラルドと言えど、ネクロの石の嵐を前に手負いで全てを回避し続けることは出来ない。
十回目でジェラルドは右腕に石が突き刺さった。
すると一瞬ジェラルドの体が硬直する。
そうなると、もうどうしようもなかった。次々と石が突き刺さりジェラルドは石像へと姿を変えた。
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