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「ご、ごめん…… 」
「うう…ん……、平気…… 」
顔を上げた美玖と視線が絡む。
綺麗に澄んだ茶色の瞳、 吸い込まれてしまいそう……。
その時、悠李は自分の中で何かが弾けるのを感じた。
「悠李、ちゃん……? 」
パチッ……っと消される電気に、美玖が不思議そうな顔をする。
ふっくらとした柔らかそうな紅い口唇……、ずっとずっと触れたかった。
「悠李…… 」
「ごめんね、美玖…… 」
逃げられないように抱き締めると、 睫毛を伏せて、驚いている美玖の口唇に自分の口唇を重ね合わせる。
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