279人が本棚に入れています
本棚に追加
サラサラと風に靡く、腰まで届きそうな亜麻色の髪。
制服からすんなりと伸びた、細い手足。
透明感のある、真っ白な肌。
けぶるような長い睫毛に縁取られて、いつもあまい影を落としている伏目がちな茶色の瞳。
それは何度見ても、自分とは違い過ぎるけれども、自分と同じ女の子のものなのに……。
気が付けば、いつも目で追っていた。
目を離せなくなっていた。
そして、それが特別な想いなのだと理解するのに、さほど時間は必要としなかった……。
最初のコメントを投稿しよう!