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「っぷ。可愛いですね。なまってる」
「これはだな、おふくろとの会話を合わせるためで!」
「ついついなまっちゃったんですよね。うんうんわかります」
「...っち!!」
顔を赤らめて、東雲リーダーが頭を抱え始めた。
たぶん会話を聞かれて恥ずかしくてたまらないのだろう、私と視線を合わせようともしない。
「リーダーって、田舎関西のほうでしたっけ?
いまのってどこの方言ですか?」
「....教えねえ....」
ぼそりとこぼすと、固いステンレスのファスナーがついた小銭入れみたいに唇を真一文字に伸ばして黙り込んだ。
その顔を見てしてやったりと、私は顔をにやつかせる。
リーダーの素の部分が見れたみたいで、ほんの少し得した気分になった。
ついでに弱みも握れた?
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