キスフレ2nd Vol.14

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そんな私をみて恥ずかしさで堪えられなくなったのか、 「起きたんだったら、飲み行くぞ」と ぶっきらぼうに言って、駅の冷たいベンチを立ち上がった。 途端に冬の風が私の体を撫でていった。 冷たい風にさらされ、肩をさすりながら、東雲リーダーを見上げる。 「え?今からですか?」 「終電てめえのせいで逃したんだよ! 朝まで付き合えこのバカ野郎」 怒ったように乱暴な言葉を吐き捨てると、 私の返事も待たずに離れていく。
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