キスフレ2nd Vol.14

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「あ、慰めようとおもって、誘ってくれたんですか?」 「そうだよ。もういいわ、帰る」 「終電ないんじゃないんですか?」 「.....ない。だがお前と一緒に朝まで過ごすぐらいなら、 ネットカフェにでも行ったほうがましだ」 上司が子供のようにダダをこね始めた。 すでに朝まで飲み放題コースを注文後だというのにだ。 ここは慌てて、彼の機嫌を直す作戦へと出る。 「....じゃあ、泣きますんで、付き合ってくださいよ。 女子一人で朝まで飲むなんて、 そんなおっさん化女子みたいな真似できないですから、 形上そこに、仏像みたいに、 座ってるだけでいいですから。ね、東雲リーダー?」 「...てめえ。本気であの男の前に差し出すぞ」 「わぁーーー!冗談です!冗談」 失敗した自分を呪ったが、さすがに上司も頭が冷えたのか、 立ち上がろうとした膝を再度、掘りごたつの中へと潜らせることにしたらしい。
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