小姓に詰め寄る姫

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「その前にひとつ伺いたい。 美加姫はなんのために、そのようなことをされようとしているのか。 側室のひとりが、お館様につかえる武将に会いたいとはどういった心構えか?」 「ただ、お会いしたいのです。 お館様が信頼を置かれている武将でしょう。 私はお館様に関することはなんでも知りたいのです。」 もっともなようで、それならば、柴田様は、丹羽様は?という質問をしたくはなるのだが、この姫は光秀様にこだわっているのが力丸にも伝わってきた。
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