第1章 入学

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西暦2114年 4月、東京の大都会は人波に溢れていた。 世界では魔法という特別な力が常識となっている。 自動車や飛行機の燃料は昔と変わらないが今では魔法で動く物も多い。 もちろんそれは私生活でも利用されており魔法は誰にでも使えるようにまでなった。 東京では日本で1の優秀な魔法士育成学園が存在する。 "聖天魔法学園高校" 未来を担う優秀な魔法士を育成する学園だ。 そして聖天魔法学園高校に通じる道をただ1人だけ歩いている。 真新しい制服は白を基調としておりジャケットは青のラインで青いズボン。 社会人にも見える高身長の少年・志孥 刹那(しど せつな)が歩いている。 刹那はまるで緊張しておらず同じ新入生達と比べて感情を表さない。 桜の花びらが舞い散る道の中で校門前に立ち止まる。 彼は、刹那は光の視たくても視えない禁じられた人間。
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