終章 新たなる蜜月の始まり

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「あんたはいつだって怪我だらけだ……命がいくつあっても足りないよ」 「大河……愛してる」  自然と唇と唇が重なって、ようやく僕は感情のこもったキスに酔いしれることができた。篠田がもっと欲しくて、僕は自分からねだるように口づけを何度も繰り返す。 「おい、それ以上したら……俺だって我慢できなくなるぞ」 「いいよ、我慢なんかしないで……思い切り抱き倒してくれ」
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