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「ずいぶん音沙汰なしにしてたから、怒られるかもしれないけど、あんたと一緒に行きたいんだ」
「わかったよ」
大河の事がひとつひとつわかっていくのは俺の楽しみのひとつでもある。
「それとさ、いまさらなんだけど……あんたはどうして僕を選んだんだ？」
「……は？ なんだそれ」
あんなに熱い夜を何度も過ごしてきたってのに、いまさらこいつは何を言ってるんだ――？
けど待てよ？ 俺はこいつのどこが好きとかちゃんと言葉にして言ってないかも――？
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