第1章 前奏(はじめっ!!)

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「おいっ!?千秋!?大丈夫か!?」 「大…丈………夫。」 と、千秋は、言って、修斗に、もたれかかる様に倒れた。 「大丈夫な訳無いじゃん!!!!保健室連れていく。」 と、修斗は、千秋をお姫様抱っこして言った。 保健室前の廊下に着いたのはそれから数秒後のことである。 「う……ん……。えっ!?修斗君!?!?」 「千秋。目覚めた?」 「大丈夫だよ!!!降ろしてよ!!!恥ずかしいんだけど!!!!」 「危ないんだって!!!」 「大丈夫だから!!!!」 と、千秋は、言って、自ら修斗の腕から下りて数歩歩いた。 「大丈夫?心配だなぁ…。」 「大丈夫だってばぁ!!」 と、千秋は、言って、少し歩いたがよろめいてしまった。 「もぅ!!言わんこっちゃない!!!」 と、修斗は、千秋の右腕を自身の左肩に乗せ、保健室に入った。 ‐それから数時間後第4音楽室にて‐ 「千秋!!大丈夫?」 と、千春は、保健室に行っていた千秋に、最初に心配して話しかけた。 「ごめんね。心配かけて…。千春姉ちゃん。」 「大丈夫だよ。千秋。」 「歌詞は、完成させてあるから。心配しないで♪」 「歌詞出来てたの?」 と、千春は、病みあがりの千秋を心配しながら言った。 「音もそろそろナツノは、完成するよ♪」 「千秋?」 「何…智夏姉ちゃん?」 「帰りにパフェでも食べて帰る?」 「パフェ?何を言っているの?智夏お姉ちゃん?甘いモノ嫌いな智夏お姉ちゃんらしくないよ?」 「甘いモノ食べたいかなぁっと思ってさ♪」 と、智夏は、言った。 「そうなの?ゴメン。良いよ。甘いモノの気分じゃないから…。」 「そう?期間限定のパフェ券消費しなくちゃいけなくてさ…。」 「そうなの!?なら行く!!!」 「甘いモノの気分じゃないんじゃなかったの?」 「だって期間限定なんでしょ?期間限定に弱いの知ってるでしょ?それより、いつまでなの?明日?」 「来月末…。」 「なら…良いや。来月行こう♪」 「あっ。諦めた。」 「良いじゃん!!!期間まだなら。」 「春夏秋冬は、OKだよ。収録済みだよ。」 「いつの間に!?」 「今日の3限目の休み時間に収録したじゃん。」 と、千夏は、言った。 「歌詞…英語にするのやめた。」 「なんで?」 「面倒臭くなったから。」 「えぇぇぇぇ!?!?」 「嘘だよ。英語にするのをやめるのは本当。」 「まぁ…。良いよ。」 「収録っていつやるの?千夏?」 「智夏、完成したらだよ?ちなみに場所は、隣のレコーディング室に行って収録するよ?」 と、千夏は、言った。
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