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「おいっ!?千秋!?大丈夫か!?」
「大…丈………夫。」
と、千秋は、言って、修斗に、もたれかかる様に倒れた。
「大丈夫な訳無いじゃん!!!!保健室連れていく。」
と、修斗は、千秋をお姫様抱っこして言った。
保健室前の廊下に着いたのはそれから数秒後のことである。
「う……ん……。えっ!?修斗君!?!?」
「千秋。目覚めた?」
「大丈夫だよ!!!降ろしてよ!!!恥ずかしいんだけど!!!!」
「危ないんだって!!!」
「大丈夫だから!!!!」
と、千秋は、言って、自ら修斗の腕から下りて数歩歩いた。
「大丈夫?心配だなぁ…。」
「大丈夫だってばぁ!!」
と、千秋は、言って、少し歩いたがよろめいてしまった。
「もぅ!!言わんこっちゃない!!!」
と、修斗は、千秋の右腕を自身の左肩に乗せ、保健室に入った。
‐それから数時間後第4音楽室にて‐
「千秋!!大丈夫?」
と、千春は、保健室に行っていた千秋に、最初に心配して話しかけた。
「ごめんね。心配かけて…。千春姉ちゃん。」
「大丈夫だよ。千秋。」
「歌詞は、完成させてあるから。心配しないで♪」
「歌詞出来てたの?」
と、千春は、病みあがりの千秋を心配しながら言った。
「音もそろそろナツノは、完成するよ♪」
「千秋?」
「何…智夏姉ちゃん?」
「帰りにパフェでも食べて帰る?」
「パフェ?何を言っているの?智夏お姉ちゃん?甘いモノ嫌いな智夏お姉ちゃんらしくないよ?」
「甘いモノ食べたいかなぁっと思ってさ♪」
と、智夏は、言った。
「そうなの?ゴメン。良いよ。甘いモノの気分じゃないから…。」
「そう?期間限定のパフェ券消費しなくちゃいけなくてさ…。」
「そうなの!?なら行く!!!」
「甘いモノの気分じゃないんじゃなかったの?」
「だって期間限定なんでしょ?期間限定に弱いの知ってるでしょ?それより、いつまでなの?明日?」
「来月末…。」
「なら…良いや。来月行こう♪」
「あっ。諦めた。」
「良いじゃん!!!期間まだなら。」
「春夏秋冬は、OKだよ。収録済みだよ。」
「いつの間に!?」
「今日の3限目の休み時間に収録したじゃん。」
と、千夏は、言った。
「歌詞…英語にするのやめた。」
「なんで?」
「面倒臭くなったから。」
「えぇぇぇぇ!?!?」
「嘘だよ。英語にするのをやめるのは本当。」
「まぁ…。良いよ。」
「収録っていつやるの?千夏?」
「智夏、完成したらだよ?ちなみに場所は、隣のレコーディング室に行って収録するよ?」
と、千夏は、言った。
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