第1章 前奏(はじめっ!!)

3/35
前へ
/35ページ
次へ
「へぇ…。あっ、そうだ。比嘉君。」 「何?千秋。」 「比嘉君ってさ、軽音楽部に所属しているんだよね?」 「そうだけど?」 「何か、バンドを組んで、楽器弾いてるの?」 「バンドは…宙夢達とmusica-ムジカ-っていうバンドを組んでやってるけど?楽器は、ガキん時からギター弾いてるけど?」 「へぇ…。そうなんだ。」 と、千秋は、言って、修斗を含んだ6人でそれぞれの教室に向かった。 「あっ、そうだ。比嘉君ってさ、曲とか作るの?」 「うん。作るよ♪千秋は?」 「私は、詞を作るよ♪」 と、千秋は、言った。 「作詞するんだぁ~♪」 「うん。それよりさ、もう活動してるの?」 「musica?」 「うん。」 「一応…だけどね♪幸喜先輩が、許可したらだけどね♪」 と、修斗は、言った。 「優しいから許可するんじゃないの?」 「あっ、おはよう♪比嘉君。」 と、千夏は、言った。 「おっす。千夏。」 「幸喜先輩が、さっき来てたよ♪」 と、千夏は、言った。 「マジな!?」 「うん。来てたよ♪比嘉君。musicaの練習して良いんだって。」 と、千夏は、言った。 「あんがとな。怒ってた?」 「怒ってなかったよ?」 「良かった…。」 「何で?何か、怒らせる事したの?」 と千夏は、言った。 「いや、違うよ?何か怒ってたのかなぁ~って思ってさ。」 「誰が怒るのかよ?第3音楽室使って良いから♪」 「では、先輩達は…。」 「俺達2年生は、明日から修学旅行だし、宮城先輩は、気ままにしか来ないから、第3音楽室は、俺が管理してたから。一応…カギ渡しとく。」 と、幸喜は、言って、第3音楽室のカギを修斗に渡した。 「あっ。ありがとうございます。」 「俺達2年生軽音楽部は、musicaのファンだから。」 「幸喜先輩…。」 「君は…確かお向かいの第4音楽室の…。確か…。RKSの…。次女だっけ?」 「五女です。」 「あっ。ごめんな。」 「大丈夫です。musicaの曲、良い曲ですよね♪」 と、千秋は、言った。 「おぅ。でもな、RKSの曲も良い曲だぜ?」 「ありがとうございます。」 「全曲、良い曲だから甲乙つけ難いんだけど特に、良い曲だなぁ~と思うのが…。」 「何ですか?」 「『ドキ☆ドキ恋愛授業-ラブレッスン-』かな?あの曲は実に良い曲だなぁ♪」 「最初位の曲ですね。その曲のどこら辺ですか?」 「インサビの所だな。幼馴染みの明日音と聴いてたら、何か共感できるって言ってたからさ♪」 と、幸喜は、言った。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加