第1章 前奏(はじめっ!!)

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「イチゴ味♪」 と、千秋は、言って、イチゴ味の棒付きキャンディを舐め始めた。 「イチゴ味のキャンディ舐めながら一句。」 「い・や・だ。」 「ひどい。」 と、千夏は、言った。 「千夏は、謝りなさい。」 と、千春は、言った。 「何で!?」 「晩御飯無しで良いの?」 と、千春は、言って、笑いながら握り拳を作った。 「ごめんなさい!!」 と、千夏は、言って、謝った。 「良しっ。」 と、千春は、言った。 「千秋、ごめん。」 と、千夏は、言って、謝った。 「ぷいっ。」 と、千秋は、言って、そっぽを向いた。 「可愛い。」 と、教室から眺めていた修斗は、言った。 「修斗君!?」 「ずっと眺めてたでしょ!!」 「そんな事するって思ってたの!?」 と、修斗は、悲しみながら言った。 「うん。」 と、千秋は、言った。 「ひでぇ。」 と、修斗は、言った。 「まっ、修斗君だし、そんな事しないでしょ?」 「ずっと眺めてはないから。」 「まぁ…。良いけどさ。」 「千夏、今のうちに考えてみれば?」 と、千春は、言った。 「うん。そうする。」 と、千夏は、言った。 「新曲…楽しみ♪」 と、智夏は、言った。 「あっ。もうそろそろ鐘、鳴るかもよ?」 と、修斗は、言った。
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