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あの頃は何も考えず、対等な気持ちで大人になった日の事を夢見ていた。
―――「ケッコンしよーねっ!!」
子どもの国のピラミッドで交わした幼い約束。
きっと貴方は、もう忘れてしまったのでしょうね。
年齢も立場も違う。
せっかく再会できたのに、貴方は私に一度もあの日の事を尋ねてはくれない。
25年間の片思い。
もう約束なんて忘れられているのかもしれないけど・・・。
心のどこかではまだ期待している。
毎日顔を合わせていれば、いつか思い出してくれるのだと信じて・・・。
この恋の結末はきっと、明日訪れる“約束の日”に明らかとなる・・・――――――
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