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「はぁ……っ……はぁっ…………」
「…………」
階段ダッシュはつらかった。
屋上につくと、私は倒れこみ酸素をたくさん吸い込んだ。
何事だと思った帝先輩が目を丸くしている。
「どしたの?」
「いえ……はぁっ……何でも……ないです……」
「何でもなくないよね?」
「……」
話した方いいのかな。
癒ちゃんにバレてしまったこと。
「…………」
「話聞くよ」
帝先輩は私の心を読んだように、そう言った。
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