第2章「屋上の君とお話」

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「はぁ……っ……はぁっ…………」 「…………」 階段ダッシュはつらかった。 屋上につくと、私は倒れこみ酸素をたくさん吸い込んだ。 何事だと思った帝先輩が目を丸くしている。 「どしたの?」 「いえ……はぁっ……何でも……ないです……」 「何でもなくないよね?」 「……」 話した方いいのかな。 癒ちゃんにバレてしまったこと。 「…………」 「話聞くよ」 帝先輩は私の心を読んだように、そう言った。
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