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「でも、2人だけの秘密だって……」
「うん。でもバレちゃったもんは仕方ないし、友達の人柄を聞く限り、秘密をばらすような子じゃないと思ってさ」
確かに、癒ちゃんは口が硬い。
「明日にでも言ってみなよ、自分がここに来たい理由」
「……はい」
「ま、それでも反対されちゃったら、俺を取るか友達を取るかになっちゃうけど」
「う…………」
帝先輩は冗談交じりに言うけど、本当にそうなったら困る。
「頑張れ」
先輩は私を励ますように、頭を優しくなでてくれた。
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