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結局帝先輩のことを好きか分からないまま時間は過ぎ、1週間が経った。
クラスでは10月末にある文化祭のために少しずつ準備が始まった。
私のクラス――1年4組は、猫カフェをやる。
猫カフェといっても、本物の猫がいるんじゃなくて店員が猫耳を着けて接客するカフェ。
「やっぱ店員は顔がいいやつだよな!」
「ウケ狙って男子もいれよーよ」
5時間目のホームルーム。
文化祭について話し合っていた。
店員を誰にするかで盛り上がっている生徒に、先生は手を叩いて話をやめるように合図した。
「役割決める前にメニュー決めるぞ! 何が良い?」
「コーヒーは絶対でしょ」
「カフェオレは? コーヒーに牛乳いれるだけだし」
「ココアココア!」
「オレンジジュースとかさっぱりしたのも入れよー」
「クッキーとかケーキも手作りでやろうよ!」
皆が言ったことを、クラス委員が次々と黒板に書いていく。
あっという間に黒板はメニュー候補でいっぱいになり、そこから多数決で決めることになった。
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