第4章「屋上の君の秘密」

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皆の多数決の結果、黒板に7つのメニューが残った。 ●飲み物 ・コーヒー/アイスコーヒー ・カフェオレ/アイスカフェオレ ・オレンジジュース ●食べ物 ・手作りクッキー ・手作りチーズケーキ 「――よし、とりあえずメニューはこれで決まりだな。どれも安く仕入れられると思うが……誰かスーパーに値段確認にいける奴いるか?」 「はい」 前の席に座っている癒ちゃんが挙手した。 「家の近所にとても安いスーパーあるので、私見てきます」 「助かるよ。頼んだぞ鎌谷」 私もクラスのために何かしたい。 そう思った私は、癒ちゃんに耳打ちした。 「癒ちゃん、私も手伝う!」 「ありがと」 こうして、文化祭の話し合いは順調に進んでいった。
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