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三年の教室付近に来ると、身長の高い人が沢山いた。
女子はそうでもないけど、男子は2歳差なだけで体の大きさが全然違う。
「すごいな……」
なんて、こんなこと言ってる場合じゃない。
休憩時間は10分しかない。
早く帝先輩を見つけなきゃ――。
「…………あ!」
見つけた。
30mくらい先を歩いている――クリーム色の髪の男子。
間違いない。帝先輩だ。
「せんぱーい!」
私は手を振りながら帝先輩に駆け寄った。
でも――。
「あ……」
振り向いた帝先輩は、とても冷酷な目をしていた。
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