5/40
前へ
/160ページ
次へ
「……すみません、先にどうぞ 」 順番を待っている綺斗に穂高が気付いてくれて、爽やかな笑顔で自分の書類を片付け、場所を譲ってくれた。 「いや、いい。 穂高の方が先だろう? 」 「いえ、俺はもう少し掛かりそうなんで、主任に先にして貰えると気持ちが助かります 」 待たれると焦ってしまうんで…、頭をかきながら言う姿はどこか可愛くて、綺斗は思わず笑ってしまった。 「悪いな、じゃあ急いで済ますよ 」
/160ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3804人が本棚に入れています
本棚に追加