第4章

21/26
前へ
/595ページ
次へ
『言わないだけで、真侑も怪しいと思ってたはずよ。』 「そうよね。真侑、怒ってたもんね。」 棗はカウンターで伏せて寝てる夏帆をちらりと見つめた。 『美帆は自分でやったんだからほっときましょ。バカな女よね。』 「美帆はアッサリおろすとかふざけてる。 私は、頭にきて頬を叩いちゃったわよ。」 『フフン…私ならグーで殴るわ。久しぶりなのに綾華、嫌な役やらせてごめん…。』 「棗……。」 『とりあえず…夏帆のことは私がフォローするから。』 「うん。よろしく…」 『今度…綾華の彼氏、会わせてよね!!』 「ええ。もちろんよ…。じゃあ、おやすみなさい…」 棗のさっぱりさにホッとした。
/595ページ

最初のコメントを投稿しよう!

56人が本棚に入れています
本棚に追加