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「わかりました……。 よろしくお願いします!」 契約締結。 今から私は、築島秀臣という男性の“偽彼女”となる。 あくまで、この関係は表面的なもの。 お互い都合が悪くなった時だけ、この偽装した関係を引っ張り出してくればいい。 「ありがとうございます! では、改めて……。」 彼は名刺入れの中から自分の名刺を取り出し、さっと私の前へ差し出した。 「今後とも、末永くよろしくお願いします。」
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