369人が本棚に入れています
本棚に追加
「こんな時間までお仕事だったんですか?
お疲れ様でした。」
「は……?」
着物を着用し、すすきのから程近い地域へ帰ろうとする私。
しかもこの見た目は、いつもより5割増しのばっちりメイク。
きっと私は、繁華街に隣接する下車駅と派手な化粧故に誤解された。
「ちっ……違います!」
私の暮らす地域には、すすきので働く飲食店関係者が多い。
真昼間に着物姿。
派手なメイクを汗で滲ませるその姿は、きっとスナックで働くホステスと大差なく見えたのだろう。
最初のコメントを投稿しよう!