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衝撃的なその一言に面喰い、それ以上言葉を失ってしまった。 笑みを浮かべてはいるものの、秀臣さんの顔は真剣だ。 決して冗談ではないと、その真っ直ぐな眼差しが私に訴えている。 「いやぁ、突然こんな事言ってすみません。 でも、悪い条件ではないでしょう?」 「えっと……、あの……。 いいとか悪いとかじゃなく、どうしてこんな提案を……?」 どうしてこんな突拍子もない提案を持ち掛けたのか。 私と彼は、昨日偶然顔を合わせたばかりの仲なのに……。
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