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……まじか。いやいやいや、有り得ないわ。ていうか、今なんて言った?名前らしき部分の音が、気持ち悪すぎて聞き取れなかった。
「お前、俺に話しかけてんの?」
アホらしいが、一応聞いてみる。
ヤット ヘンジ クレタ。
○☆×▽※\〒 ウレシイ。
うわー、うわー、まじかー、うわー。あの野郎、これは一体全体なんなんだ。説明書には、各種機能の説明しか記されていなかった。とりあえず、マイクが付いているようなので、そこに向かって話しかけてみる。
「おま……貴方は誰ですか?」
ワタシ ハ 632-5729 ワクセイ カラ キタ ○☆×▽※\〒 デス。
「あの、名前?らしい所だけものすごく聞きづらいんだけど。」
ワタシ ノ ホシ ノ コトバ。
チキュウジン ニハ キキトレナイ。
「へぇ……。あぁ、これどうやって通信してるかとか、わかりますか?」
アナタ ノ ツウシンキ ガ ダシテイル デンパ ヲ グウゼン キャッチ シマシタ。
ワタシ ウチュウ デ ソウナン シテマス。
ナカマ ガ タスケ ニ クル 3カゴ マデ オハナシ シテクレル?
俺は何やらとんでもない物を買い取ってしまったらしい。だが、これが夢であろうが、妄想であろうが、暇潰しにはもってこいだ。
「あぁ。俺も暇だからな。」
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