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「……え? 後ろ?」
体をくるっと後ろに向けてみた。
「……げっ。まじかよ」
なんと、あたしの後ろに立っていたのは、
「なに話してるの? 杏子ちゃん」
隣の席の森山 春架だった。
「は、春架くん!?
えーっと…、どうしたらいい? 千代」
杏子があたしの腕を掴み、揺さぶってきた。
「…あたしに助け求めないでよ」
はぁ…と、ため息をひとつし、お菓子をボリボリと食べ進める。
それを見ていた森山くんが、あたしとお菓子を交互に見た後。
「うぇー、よくそんな甘いものばっか食えるな」
って、苦笑。
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