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「な、え?何で!?」
顔をあげると此方を見下ろす紫と目があった。
学校で見せている優しい顔はなりを潜め、悪戯っ子の顔をしている。
「聞いた、聞いてない。なら、「聞いた」と答えるけど?」
普段の物腰からは想像がつかないけれど、コイツは双子の私には本性……いや、違う。
――“息抜きモード”
そう言う『もう1つ』の顔を見せる。
「………えっと…紫?確かアンタ…買い物行くとか言ってなかった?」
「行ったよ?………角のコンビニに。」
「~~~ッ!?」
じゃあ、コイツまさか…!
・・・・・
「うん。君たちが何をするか、分かってたから。」
えーと…
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