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私は
冷や汗がダラダラダラダラダラダラと流れてくる
そんなギャグ漫画の一コマのように
正に冷や汗を流しまくり
赤から青に姿を染める。
「おい」
お、怒ってる?
「おい、って」
お、怒ってるよね??
一応は謝る?
うん、そうだよね?
私はギコチナク首を左に回し
「ご、ごめんなさい、つい、……じゃ、邪魔で……」
「ぶっ」
吹き出したと思ったら
先輩は、机に伏せて肩を、いや身体を揺すり始めた。
……笑っていらっしゃるようですね
どうやら。
冷静に分析をして
私は気付く。
先輩の右耳に、黒いイヤホンが差し込まれている。
この時、なんなのか分からないままで
特に気にも止めなかった。
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