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************ 先輩が部屋の真ん中に座ると とても、圧迫感があった。 『狭くてすみません』 『杏の身体の大きさからすると、ピッタリじゃない?』 ハハハハハと声を出して笑う先輩。 『先輩、どうしたんですか?今日』 『あー、ほら、1週間ほど休むって言ってただろ?』 私はカクカクと頷いた。 鼻の頭をカリカリと指でかいた先輩は 瞳だけを私に向けていて あれよあれよという間に 私の体温を約1度あげた。 『2週間ぐらいに延長になるかも』 「えっ」 さっきの月島さんの態度が とても、引っ掛かった。 急に二転三転と態度を変えた彼女の最終的な顔は 寂しそうで そして、泣きそうで さらに、困った表情だったように、思う。 「先輩、何かあったんですか?」 いつもは恥ずかしくて 蒸発してしまうくらいに 湯沸かされてしまう私なのに 今は ちょっと違って 食い下がるような態度をとってみる。
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